今回は信州にあります湯田中温泉郷は上林温泉「塵表閣」に泊まりました。もちろん、源泉かけ流しの露天風呂がお部屋についています。
霊峰戸隠山の麓にある戸隠神社五社巡りのために宿泊した旅館です。
五社巡りの様子を下記にリンクしました。是非、見てやってください。
湯田中温泉郷は、上林温泉、地獄谷温泉、渋温泉、新湯田中温泉、星川温泉、穂波温泉、湯田中温泉、安代温泉、角間温泉、の9つの温泉の総称(温泉郷)です。沓野温泉を含めて10の温泉とする場合もあるそうです。
湯田中温泉郷は開湯1350年を越える、信州を代表する温泉です。
俳人・小林一茶が愛した地でも有名です。
そんな湯田中温泉郷で、今回は上林温泉にある「塵表閣」に宿泊しました。
このパンフレット、お猿さんが雪の中で温泉に入る様子は地獄谷温泉です。有名ですね。
その地獄谷温泉の手前にあるのが上林温泉です。
10月の下旬で秋も深まる頃かとも思って行きましたが、まだ紅葉は、いまひとつでした。
お宿紹介
現代に息づく老舗旅館、ここ「塵表閣」は明治34年の開業です。以来、夏目漱石、与謝野晶子、林芙美子、川端康成など数多くの文人墨客や、武人、政治家などさまざまな方々がお泊りになったそうです。
お宿の全体的な感じです。もちろん、奥に深くて写真には納まってません。
左側が表題の写真にもある出入口です。風情ありますよねーー
入り口入ってすぐのところです。右手側は展示館となっています。
与謝野晶子直筆の台帳などが展示されていますが、おっさん、不届きにも文学、歴史、弱くてよくわかりませんので、見てません。あはは、、、、
そのまままっすぐ進むと右手に帳場です。フロントですね。
正面の格子戸手前の右手です。写真に写ってなくてごめんなさい。
チェックインを済ませて、上写真にある格子戸を潜り抜けて、斜め左手に行きます。
すぐ右に折れると、たしか、大浴場、、、
迷路のようです、、、、
道なりに進むと少し下り坂です。
下った先を道なりに右に折れます。
右手に暖簾が見えます。ここは大浴場です。
中庭のようなところに出てきました。
正面に見えるのがお食事処です。そっちには行かずに、左方向に進みます。
到着です。迷路ですね。
手前が宿泊したお部屋です。
奥の入り口は二階の別の部屋です。露天風呂のないお部屋です。
ごちゃごちゃ写真すいません。迷路みたいでしたがお部屋に着くまで、他の部屋の前を通ることはありませんでした。
もちろん、私たちが宿泊した部屋も写真のとおりこの先はありませんので他のお部屋の方が通ることはありません。プライバシーは安心ですね。
お部屋
お部屋は、今回も非加熱・非加水、掛け流しの露天風呂付のお部屋です。
全六室の旅館ですが、うち5室に源泉かけ流しの露天風呂があります。
老舗旅館という触れ込みだけあって施設は古いです。もちろん清掃は隅々まで行き渡っていて逆に古さが楽しめるお部屋でした。
お部屋「入勝」の出入口です。
真ん中のガラス、透明です。入口入ればとうぜん、踏込があって見えているのは前室です。
廊下みたいな感じですが、ま、和室では前室といいますね。
この前室の先には、浴室と脱衣場があります。
と言うことは、ひょっとすると、見えちゃいます、、、、
ま、おっさんもこの部屋に来るまで、どのお部屋の前も通らなかったので、誰も通りません。
でも、ちょっと気になります。風呂上りは前室はささっと通り抜けですね。
踏込です。透けているガラスですが、ま、高さ的に覗かないと見えないですね。
覗く人、いないっすよねーー、あはは
前室から脱衣場です。
前室の左側にあるのは冷蔵庫とエスプレッソメーカーです。
左に見える襖を開けると、本間6畳です。
本間6畳間。ここに鏡台があります。押入れもここにあって、手前には浴衣、タオルが置いてありました。
本間10畳間です。
コロナ対策で仲居さんの出入りはありません。よって、最初からお布団が敷いてありました。
エスプレッソメーカーです。4杯分ありました。
朝ごはんでも、おいしいコーヒーが出ました。
お風呂
今回も、源泉かけ流しの露天風呂付客室に宿泊です。何といってもお風呂が一番重要です。
お風呂です。何度も言いますが、もちろん源泉かけ流しです。
ここでひとつ「源泉かけ流し」とは、湧き出た温泉の成分をそのままに、なにも手を加えないでそのまま新鮮な状態で浴槽を満たしている状態のものを言います。浴槽から溢れたお湯は捨てます。ろ過して循環させてはかけ流しにはなりません。古いお湯は循環させず排出します。
また、温め直すのもダメです。低温の温泉を温めなおしたりしたら成分に変化が起きてしまいますので源泉ではありません。お湯を足す加湯はもってのほかです。
逆に、熱すぎる温泉を加水して冷ましては、これもいけません。加水したら成分が薄くなってこれまた成分変化です。
熱すぎる温泉を冷ますには、自然に冷めるのを待つか、「熱交換方式」といって、川などからくみ上げた冷水に熱い源泉が通るパイプを通して源泉を冷ますという方法なら、加水と違って源泉の成分を薄めることなく温度調節できます。
群馬県の草津温泉は、湯畑といって、熱すぎる温泉水を木組みに流し込んで冷ましています。草津温泉ほど大量にお湯が出る源泉ならではです。これは、圧巻ですね。
源泉かけ流しにできる温泉は、湧き出た成分を損なわないためには循環・ろ過といった方法は基本的には使えず、また湧出量も豊富でないと実現できません。そのため、源泉掛け流しにできる温泉は限られています。だからこそ、源泉かけ流しです。
源泉です。わざわざ「温泉」って札を置いているのもどうかと、、、
でも木でパイプを覆ているのはいい感じです。
ちょっと熱いのでパイプで湯船の下の方までお湯を導いています。
さすがに源泉です。熱くて入れません。かき回し棒でかき回して入ります。
お部屋風呂は、正直、ちょっと狭いです。湯船に狭さは感じませんでしたが窓が直近にあり、しかも外の景色は見えませんでした。他のお部屋は緑が見えると唄ってありますが、、、、、
こんな感じで外は見えず。
1階のお部屋でしたので外から丸見えってのもあるのでしょうが、、、
景色を眺めながらのんびり、ってのは出来ませんでした。
分析書によると、
源泉から引き湯 毎分258ℓ 78℃
とあります。
調査時には外気温2℃で、58.5℃
自然湧出 とあります。
まさに源泉かけ流しということです。
脱衣場です。決して広くはありませんが十分です。
古さを感じますが、清潔です。
アメニティも、可もなく不可もなしです。
大浴場
大浴場もまた、源泉かけ流しです。
ホームページでも「地獄谷温泉から引いている源泉は100%、非加熱・非加水、かけ流しです」とうたっています。
また、源泉湯宿を守る会から100%源泉かけ流しであると認定を受けています。
大浴場出入口
青が男湯です。当たり前です。
上写真のとおり、大浴場入口は男湯、女湯がわかれています。ところが大浴場にある露天風呂は、なんと混浴です。
男湯から露天風呂に行くに、まず、半露天風呂のような露天風呂続きの場所があるのですが、そこはすでに混浴です。
そのまま露天風呂に湯船のまま行けるのですが、混浴です。
女性専用の露天風呂はありますが、男性専用の露天風呂はありません。
女性の方は、専用の露天風呂があるので安心ですが、男性には専用の露天風呂はありません。
なので、露天風呂ではドキドキですが、ま、入ってくる女性はいませんでした、、、、あはは、、、
料理
おっさんにとって、お風呂の次に重要なのがお料理です。
お料理が良ければお部屋の良し悪しは半減しますが、お料理が良くなければいくらお部屋が良くても、ダメですね。おっさんはそう思ってます。
で、ここ「塵表閣」の食事ですが、とっても美味しかったです。一品一品丁寧に作られているって感じられます。
夕食
以前にも書きましたが、おっさんはお部屋出しの食事にはこだわっていません。逆にお部屋出しですと、少し冷めていたり、タイミングがよくなかったり、といったことで味が落ちてしまうことがある。
とくに揚げ物などは、料理人がお部屋出しの際には出さないようにしていると聞いたこともあります。
お食事は、ここお食事処「雪花亭」でいただきます。夕朝食ともに同じお部屋です。
おっさんは「藤」というお部屋でした。
食事処のお部屋です。清潔感あってちょうどいい広さでプライバシーも守られている感じです。
お花です。朝食の時には違うお花でした。
その時には感じませんでしたが、夕食らしいお花、朝食時には朝食時にいい感じのお花でした。
でも、おっさんは花の名前、知りません。すいません。
お献立です。
手書きでしょうか、絵も可愛いです。
最初の三品です。右下はリンゴ酒です。めちゃ美味しい!
食前酒は、女将の手作り果実酒です。
ニジマスです。
そばの実かな?と焼いてます。生臭さはゼロです。
人参のすり流しです。
「すり流し」ってスープの日本語訳かな?
信州牛のテール煮込みです。
柔らかくて、おっさん向きでした。
そばパスタです。
蕎麦なのかパスタなのか、、美味しい!
信州サーモンです。
お刺し身ですね。
石焼ステーキです。
お肉です。柔らかくて最高に美味い!
信州牛です。
メニューにも書いてありますが、固体識別番号があります。
舞茸の土瓶蒸しです。
松茸ではありません。が、松茸より美味しいかも、、、です。
デザートです。
紫いもの巾着絞りです。
まさに上品な味わいです。
大信州みぞれりんごの梅酒
追加したお酒です。がぶがぶ飲めてしまいそうでやばいです。
お腹一杯です。若い人には物足りなさもあるかもしれませんが、これにご飯もあって、おっさんは食べきれませんでした。ご飯は「幻米こしひかり」ってメニューにありますが、もちろん美味しい銀シャリです。
朝食
朝食も同じお部屋でいただきます。
お部屋テーブルに飾られたお花です。
夕食時とは別物になっていました。朝食によく合います。
お献立です。
朝から満載メニューです。
最初に並んだ状態です。
ひらたけの味噌汁とご飯です。と茶わん蒸しです。
で、全部です。
箱の中には、ピーマンの葉炒め?とネギ味噌?と長いも(とろろ)です。長いもは写真撮り忘れてしまいました、、、、
箱仕舞うとこんな感じです。ちょっとちゃっちかったです、、、、、
まずは、マスカットジュースを飲み干します。
おいしい、、、とても美味しい
ひじきと何かです。あはは、、、、
焼き鮭です。朝の定番ですね。
お魚、美味しい、、、
湯豆腐な感じです。
黒いお椀は、牛肉の何かです。めちゃ柔らかくて美味し!!
チーズの茶わん蒸しです。
チーズ、、、、茶わん蒸し、、、って感じですが、めちゃ美味い!!!!
デザートは、信州の果物とヨーグルトです。
最後にコーヒーです。
あさからお腹一杯でーす。
お食事処での朝食です。「吟心亭 去来」というお部屋ですと、事前にお願いしておけば朝食だけはお部屋出しが出来るそうです。
ここ「塵表閣」の料理は女将の創作手造り料理と銘打って、家庭では味わえない美味しさと、見た目の美しさが楽しめました。
牛肉は、信州の地で信州のリンゴを餌に大事に育てられた100%信州産です。
お味噌は、地元中野市の「丸世醸造場」で塵表閣オリジナルブレンドだそうです。
宿泊プラン
宿泊プランがいくつかあるわけではありません。お部屋を選んで、夕食、朝食を付けるだけです。
温泉旅館ですから、夕・朝食付きが普通と思い、他のプランには目もくれてません、、、、あは、、
全国旅行支援
全国旅行支援、利用させていただきました。とは言っても、以前のGoToに比べたら、大した支援ではないと、、、、、一泊上限5,000円で、二人で10,000円の割引です。それでもありがたや、ありがたや、です。
信州めぐりフリーパス2022(名古屋出発プラン)
今回、ひょんなことから「信州めぐりフリーパス2022(名古屋出発プラン)ってのを見つけました。
NEXCO東日本が実施している「どらプラ」ってのに「信州めぐりフリーパス2022」ってのがあって、その中に「名古屋出発プラン」ってのを見つけました。
おっさんは名古屋に住んでいますので、これは使えます。簡単に言うと、
(往路)
1 指定された名古屋圏のエリア内にあるIC(以外に広くて岐阜県も一部含まれています)
から高速道路に乗ります。
2 指定された信州のエリア内にあるICで高速を降ります。(一旦降りなければいけません)
3 指定された信州のエリア内は乗り放題。(上2 のエリアです)
(復路)
4 指定された信州のエリア内のICから高速道路に乗る。
5 指定された名古屋圏のエリア内にあるICで高速を降りる。
(名古屋圏のエリア内は乗り放題ではありません。)
2日のプランと、3日のプランがあります。2日間で10,000円、3日間で11,000円です。
おっさん、今回は霊峰戸隠山の麓にある戸隠神社五社巡りの旅行でしたので、ぴったんこでお得になりました。
帰りに小布施にも寄りました。高速道路乗り放題なので、一区間でも乗っちゃいます。
高速道路も色々な割引サービスがあります。なかなか「これだ!」っと当てはまるプランはありませんが、ちょっと確認してみるとお得情報が得られますので是非、、、
アクセス
前にも言いました通り、高速道路を使っての行程です。
上信越自動車道は信州中野ICが最寄りです。ナビ設定で迷うことなどないです。
記事作成時には高速道路の「信州めぐりフリーパス2022(名古屋出発プラン)」の請求が来てませんので、果たしてどのように、ほんとに10,000円の請求だけなのか、確認できていません。
出来次第、追記していきますね。
まとめ
ここ「塵表閣」には、源泉かけ流しの露天風呂付客室が、5室あります。
今回宿泊したのが、〇の「入勝」です。
他に「月見亭 二人静」 「吟心亭 去来」
「売夏亭 廣業」 「売夏亭 騎山」が源泉かけ流しの露天風呂付客室です。
ほかのお部屋を見たわけではないですが、、、、他のお部屋がいいかな?ってとこが正直です。
とはいえ、伝統的な旅館でプライバシーも完全保持できますし、なんといっても料理が美味しいです。
可愛いお知らせです。
明治・大正・昭和・平成・令和と四代にわたり営んできた風情ある老舗和風旅館を自然の中で楽しむのもまた格別と思います。
「塵表閣」は源泉の宿としても伝統があるようです。建物は古いですが、快適です。
湯田中温泉郷は温泉郷としても有名ですし、お猿さんが温泉に入ることでも有名な「地獄谷温泉」もあります。みなさんも是非、冬に行かれるのが温泉の本領発揮で良いかと思います。
塵表閣のホームページへのリンク貼っておきます。
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