令和4年10月の下旬、信州の奥深く戸隠山の麓にある「戸隠神社」に行ってきました。
戸隠神社は霊山戸隠山のふもとにあり、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなります。はるか神代の昔、高天原に由来する「天岩戸開き神話」ゆかりの神々を祀っているそうです。
おっさん、あんまり歴史に詳しくありません。ようするに天照大神に関連する神社ってことでいいとおもいます。
五社すべてを巡る旅行は、旅行サイトのじゃらん等でも企画されていますが、おっさんはマイカーで独自に五社を巡ってきました。
おっさんの住処から戸隠神社までは約4時間30分かかります。日帰りではとてもじゃありません。で、今回は、戸隠神社から程よい距離にある湯田中温泉郷、上林温泉にある「塵表閣」(じんぴょうかく)という老舗旅館に宿泊しました。
露天風呂付客室で、もちろん客室の露天風呂も源泉かけ流しの温泉です。
塵表閣の記事も書きましたので、下記リンクからこちらも見てください。
アクセス
旅行会社の五社巡り企画は、宝光社→火之御子社→中社→奥社→九頭龍社 の順に巡るのが主ですが、おっさんはまずは奥社からの逆ルートです。
で、戸隠神社「奥社」の概ねの位置を下地図で参考として下さい。
上信越自動車道「信濃町IC」で降りて、県道36号線「主要地方道信濃信州新線」を約16キロで奥社駐車場です。30分と少しかかる感じです。
山道ではありますが、雪の降る季節でもない限りEASYな道路です。センターラインもあってさほどの急カーブもありません。
おっさんが行ったのは10月下旬でしたが、紅葉の始まりかけで、落ち葉も舞い降りていました。ツーリングでは落ち葉に注意してください。
それでは、おっさんが巡った順に紹介していきます。
奥社
メインの奥社です。何といっても戸隠神社を詣でるのに、奥社に行かない人はいないでしょう。奥社は戸隠神社の御本社です。
おっさんも、まずは奥社からです。
駐車場に車止めます。五社巡りで唯一の有料駐車場です。約120台収容で3時間600円です。
おっさん、平日に行きましたので空がありましたが、それでもほぼ満車でした。付近には民間っぽい駐車場もありましたが土日は待ちが出ることも予想されます。
駐車場の横にはこんな感じの茶屋もあります。
みな、お外でソフトクリームとか食べてました。奥社詣でて汗かいた感じでした。
茶屋のすぐ横に入り口目印あります。
目印入ってちょっと行くと、大鳥居あります。
ここからがいよいよ参道です。
奥社まで約2キロ、楽勝です。
もちろん車両通行禁止です。「下馬」と書いた碑もあります。馬もダメのようです、、、
案内図です。案内図にもあるとおり、まずは1キロ先の「随神門」目指しましょう
15分とあります。
随神門まで真っすぐな道です。
周囲は自然あふれています。道沿いには歴史ある碑もあります。案内図にも書いてあります。
奥に見えるのが「随神門」です。この狛犬(口が赤くて怖い)からが杉並木です。
「随神門」です。ここまで約1キロ、15分はかかりません。
旧「仁王門」とあります。お寺時代の名残でしょうか、、、、、
随神門をくぐると、見事な杉並木です。
右に130本、左に150本のクマスギが江戸初期に植えられたそうです。いまも勢い衰えず威厳を保っています。
杉並木が概ね1キロ続きます。杉並木が終わるといよいよ奥社ですが、その前に上り坂があります。約10分の上り坂ですが、結構きついです。
ま、きついだけで、登れないわけでもなく、お年寄り(おっさんも結構な年寄りですが、、、)も途中休憩しながら頑張ってますので、みなさんは、一気に駆け上がりましょう。
この上に奥社です。
奥社です。
正直、意外とこじんまりです。
右下に見えるのは社務所です。
おばちゃんたちが集合していますが、その後ろが「九頭竜社」です。
おっさん、すっかり写真撮るの忘れました。お詣りはちゃんとしましたよ、、、、
九頭竜社
九頭竜社は、実は奥社の手前左側にあります。が、なんと、おっさん、写真撮り忘れてしまいました。
奥社目指して歩いて奥社でお詣りして、やれやれ、って感じでホッとしていたわけではないのですが、、、、、、、申し訳ない、、、、
そもそも戸隠神社は、奥社、宝光社、中社の三社からなっているそうです。奥社の所にあった「戸隠寺(奥院)」が起源(849年)だそうです。で、その後「宝光院」が開かれ(1058年)、更にその後「中院」が開かれた(1087年)そうです。
で、明治初期に、おっさんたちも歴史で学んだ「神仏分離」が行われて、寺を廃し、奥社、宝光社、中社、となったそうです。
と奥社参道入り口大鳥居の前にそう書いた看板がありました。
なので、九頭竜社と火之御子社はおまけです。なんて、九頭竜社を撮り忘れた言い訳ですいません。
中社
奥社、九頭竜社を詣でた次は中社です。「ちゅうしゃ」と読みます。奥社から中社まで車で5分です。
境内には樹齢700年を超えるご神木、樹齢800年を超える三本杉があり、戸隠神社の社務所が置かれています。なぜか中社が最も大きいです。
その前に、戸隠神社五社の位置関係です。
こんな案内看板が所々にあります。
図にある通り、奥社と九頭竜社は同じ場所にあります。
奥社を詣でた次は中社、順に火之御子社、宝光社と巡ります。
奥社駐車場から中社まで車で5分、徒歩30分です。
中社鳥居前にある駐車場です。20台程度しか止められません。土日は要注意です。
この駐車場の北隣に大型バスの駐車場がありますが、そのにも乗用車60台くらい駐車できます。
中社の案内図です。左側にある鳥居の所が上写真の駐車場です。
中社は御神木と三本杉が見どころのようです。
中社の拝殿です。ちゃんとお詣りしましt。
拝殿前にある御神木です。樹齢700年をこえるそうです。
御神木と三本杉は違います。
中社拝殿から階段を降りたところにある三本杉です。
これで1本です。三本あるからこれを三本杉と言うのかと思いきや、、、、、
背が高すぎて写真がダラダラになってしまいました。
三本杉はいずれも樹齢800年を超えるそうです。
見ていると吸い込ませそうです。威厳あります。
上写真の奥に見える鳥居の向こう側に道路があります。三本杉の他2本は、その道路を超えた側にあるのですが、おっさんは見てきませんでした。あはは、、、、、
火之御子社
次は火之御子社です。中社から火之御子社まで1キロです。車で2分、徒歩15分、ですね。
県道36号線(主要地方道信濃信州新線)を南下すればいいんですが、火之御子社直前で、戸隠道が左に分岐します。看板をよく見て間違えないように、、、分岐点は右へ、、、
火之御子社入り口です。めっちゃ小さいですが由緒正しき戸隠神社五社の内の一つです。
鳥居の横に駐車枠が見えますが、駐車場はわずか3台分しかありません。
階段を上がれば拝殿です。
由緒正しき神社である説明ですが、樹齢500年をこえる夫婦杉、西行杉が有名のようです。
拝殿です。おっさんが詣でた時には誰もいなくて寂しい感じがしました。
樹齢500年の夫婦杉です。夫婦のように二本ありますね。
西行杉は分かりませんでした、、、、、鳥居から右手に行くとあるようですが、、、、
宝光社
最後に宝光社です。火之御子社から宝光社まではこれまた約1キロです。車なら2分、徒歩15分です。
県道36号線(主要地方道信濃信州新線)をそのまま南下してください。これまた途中で右に折れると駐車場です。看板をよく見て間違えないように、、、、、
宝光社駐車場です。15台くらいですかね?この奥にも少しばかり止められそうでしたが、土日は要注意ですね。
駐車場から石段を登ると、鳥居があります。
鳥居の奥を見てみますと、、、、
狛犬があって、その奥にさらに石段があります。
この石段を登ると拝殿ですが、この石段、なんと270段あります。
廻りには杉の古木が沢山あって、マイナスイオンもたくさん浴びられます。そんな中ですので、おっさんは「まだまだ若い者には負けん!」とおっさんらしい気持ちになって、270余段の石段を一気に駆け登りました。
さすがに、息切れますが、その先には神仏習合時代の面影を残す荘厳な拝殿がありました。
神社なのか、寺なのか、、、、
まとめ
戸隠神社は、明治初期までは神仏習合のお寺であり、その面影が随所に見られます。
二つのまったく違う宗教が融合しているのは日本だけのようです。海外の人には理解できないようですが、おっさんはパッキパキの日本人ですので違和感ありません。
戸隠神社ホームページへは、下記リンクから。
よく読んでから詣でるとより一層、意味深いものになるかと、、、、、
そういうおっさんは、勉強嫌いなのであまり読んではいません、、、、、
日本でも有数のパワースポットでもある戸隠神社は、霊峰戸隠山の麓にありながら、意外とEASYに参拝できます。
マイナスイオンを浴びて、気持ちも穏やかになること間違いなしです。
おっさんくらいの年の人は、ちょうどいい運動にもなりますので、皆さんも是非、一度はお詣りしてみてはいかがでしょうか。
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